人を褒めない人の心理や性格を解説します。
例えば、嫉妬している・甘やかしたくない・負けた気がする等が人を褒めない心理に当てはまります。
このページでは、人を褒めない男性と女性の心理をすべて挙げていますので「この人、なんでいつも人を褒めないのかな?」と思ったら、当てはまる心理や特徴がないかチェックしてみてください。
こちらになります
嫉妬心がある
人を褒めない人の心理として、嫉妬心があることが挙げられます。
誰かを褒めるということは、少なくても相手を尊敬していたり、心に余裕がないと出来ません。
逆に、相手に嫉妬していたり不幸になったり、苦しいんで欲しかったりすると、わざわざ褒めることは不可能です。
言わば、「下に見ている・蔑んでいる」とは別の心理です。勝手に相手のことを嫉妬して、悔しがっているのです。
そのため心の中で、「褒めたら相手の方が上であると認めることになる」と考えて、絶対に褒めようとはしません。
もし、褒めようものなら、自分のコンプレックスを刺激してしまいます。
具体例で言うと、毎日頑張っていて野球でヒットを打てない少年に対して、後から入ってきた下級性が、あっさりヒットを打ってレギュラーを奪ってしまった感じですね。
「何であいつばかり」と一人でコンプレックスを抱いてしまい、心に余裕がなくなれば、褒められる道理はありません。
反対に、野球で嫉妬している人に対して、「サトルくんってバッティング上手だよね」と褒められようものなら、「嫌味かよ」と内心憎しみが湧き上がるでしょう。
心の余裕がない
人を褒めない人の心理として、心の余裕がないことが挙げられます。
人間関係には、人は他人から何かされた時に、「お返しをしなければ」という深層心理があります。
こうした心理を「返報性の原理」と言い、ビジネスで言えば、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されています。
身近な例では、スーパーの試食で、少ない消費で購買欲を向上を狙っています。
また、相手に「嫌い」と言ったり、嫌いな感じを出せば、相手も同じように嫌いますし、笑顔で挨拶すれば、ほとんどの人が笑顔で挨拶を返すでしょう。
そして、人を褒めない人が普段やりがちなのが、いつもの自慢話です。
自慢されて嬉しい人はゼロですし、聞いている方も、コンプレックスを刺激されたりして、ウンザリしていることでしょう。
その結果、悪気はないにも関らず、みんな嫌そうな顔をしてしまいます。そうなってしまうとさらに焦り、ますます自慢話をする負のスパイラルです。
よって、もう余裕が皆無となり、人を褒めなくなる、及び、褒めたくなくなるのです。
人から褒めて欲しいのであれば、先にあなたから褒めることです。
簡単なことではありませんが、相手に与えたものが、どんな形であれ、プラスの形で帰ってくるのです。
人間関係の構築は日々の積み重ねです。たとえ、褒められなくても笑顔で傾聴するだけでも大分変わるでしょう。
褒める所が見つからない
人を褒めない人の心理として、褒める所が見つからないこと挙げられます。
例えば、基本的に否定から入る会話のスタイルである場合、いざ人間関係で行き詰った時に良い部分を探せません。
つまり、日頃から見下していたりすると、他の人の良さに気付けないのです。
「誰かの不幸は蜜の味」という人間心理があり、人は自分より不幸な人を好み、自分より幸せな人を憎むのです。
このような人は、誰かを褒めることに対して、「左手で箸を使う」くらいの難しさがあるのです。
なので本日から訓練を開始しましょう。具体例なやり方としては、一日一回誰かを褒めましょう。
ただし、他人もバカではないので、ちゃんと理にかなった部分を褒めましょう。
例えば、挨拶では「良い挨拶を返してくれてありがとう」・何も見つからなければ、「今日も頑張ってるね」でも良いでしょう。
「いつも頑張ってるね」という言葉を常に頭に入れておけば、自然に褒め言葉が出てきます。
これを習慣付けていき、今後は「スーツ似合ってるね」と頭に入れておけば、ちょっと清潔感がある部下ならすぐに言葉に出てきます。
焦らず、少しずつに継続出来れば、あなたの脳に「褒めの思考回路」が生み出され、他人の長所が発見出来るでしょう。
お世辞と思われたくない
人を褒めない人の心理として、お世辞と思われたくないことが挙げられます。
誰かに褒められた時に、素直に受け取っていますか?「思ってもないことを言わないで」と斜に構えていませんか?
自分に自信がなかったり、完璧を追い求める人は、誰かを褒めようという発想をありません。
理由は、自分に自信がなく、完璧な根拠がないと納得出来ないからです。
もし、確かな根拠もなく褒めたりしたら、「聞き飽きたお世辞だな・下心がありそうだな」となるのが嫌なのです。
ですが、たとえお世辞でも、褒められて嫌な気分になる人は、ほとんどいません。
逆に、テストで90点とった人が80点の人に対して、「すごいね」というのなら別ですけどね。
人を褒めるのもスキルです。今後人を褒めながら、何が最善の褒め言葉か模索していきましょう。
甘やかしたくない
人を褒めない人の心理として、甘やかしたくない心理が挙げられます。
学生時代に体育系だった人に多く、このような人は、「後輩を褒める=甘やかす」という意識があります。
そうなると基本のベースに人を褒めることがなくなります。事実人によっては、褒めて甘やかすと付けあがって仕事をサボる人もいるでしょう。
ですが、褒めるということは甘やかすということはないのです。褒めることと、指摘することの両方をうまく調和すれば、付けあがることなど決してありません。
それに考えても見て下さい。上司から「いつも頑張ってるな」と褒められてるのに、その上司に対して、舐めた態度をとるでしょうか?
答えは「ノー」ですよね。期待に応えようまではいかずとも、嫌われないようにしようと思うはずです。
誰かを褒めるほど、相手はモチベーションがアップし、言う通りに動いて行きます。
その他にも、称賛された際に分泌される脳の神経が、頭脳の回転を早くする研究結果もあります。
結論として、わが子を褒めれば、言う事を聞くようになったり、成績もよくなります。
また、部下を褒めても、言う事が伝わりやすくなり、仕事の質も上がるでしょう。心配しなくても、褒めることはメリットだらけですよ。
負けた気がする
人を褒めない人の心理として、負けた気がすることが挙げられます。
例えば、誰かから自慢されたとしましょう。そんな時に「すごいね・さすがだね」と褒めて上げていますか?
コンプレックスを刺激されたからと、「大したことないじゃん、僕なんてもってすごいよ」と言い返していませんか?
劣等感が強かったり、ライバル認定していると、到底素直に褒めるということなんて出来ません。
ですが、ここで冷静に考えてみましょう。上司が部下を褒める、先生が生徒を褒めるのは、上の立場の人間が、行う行為なのです。
つまり褒めることは決して負けたことではありませんよ。逆に、「聞いて聞いて」と自慢話する人の方がよっぽど子供です。
ここでちょっと大人になって、「褒めるが勝ち」という意識を持ちましょう。
それだけでも、大分違ってきますからね。
格下に見ている
人を褒めない人の心理として、格下に見ていることが挙げられます。
人を褒めない、褒めたくない。それは対象者に対して、無意識であれ、自覚しているのであれ、見下しているのです。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、ということわざがあるように、すでにマイナスな対象である場合、どんなにすごいことをしても褒めることは出来ないでしょう。
具体例では、「ヤンキーやヤンママはダメ人間だ」という潜在意識があれば、決して褒めようとはしません。
他にも、「低学歴の人はダメな奴だ」という意識があれば、間違っても友達になろうとはせず、偏見の目で見続けるでしょう。
ただ、褒めるというより、上から目線で、「あいつも低学歴なりに頑張ってるね」と嫌味みたいに言ってしまうのです。
この手の発言は、褒め言葉というよりは、上から目線で軽くバカにしたような嫌味ですね。
人を褒めない男性特有の心理
人を褒めないメンズの心理として、良い部分を認めるキャパがないことが挙げられます。
何が起きても絶対に褒めないメンズがいます。他人から評価に敏感なメンズは、自分の評価が公平でないと感じると、誰かを褒める余裕も失います。
つまり、自信を喪失している状態ですね。このように、誰かを褒めることは自分の評価を分け与えることです。
すでに評価されている人は、何の抵抗もなく褒めることが出来るのです。
逆に、誰からの認めて貰えなかったメンズは、「何で俺ばかりこんな目に」というように、ひねくれている人は、素直に誰かを褒めることなど出来ないでしょう。
たとえ、褒めれても皮肉っぽくなるのがオチなのです。
人を褒めない女性特有の心理
相手が喜ぶのが嫌
人を褒めないレディーの心理として、相手が喜ぶのが嫌なことが挙げられます。
褒めることになってその人が喜ぶ。笑顔になる。それが嫌なのです。つまり、相手のことが嫌いだということです。
憎い気持ちや嫌いだという感情があるため、もしくは、相手の不幸を望んでいるために褒められないのです。
他にも、ライバル意識が強く、褒めたら負けになると考えているのも理由です。
このレディーは、尊敬している人には素直に褒められますが、嫌いで喜ばせたくないと思うと絶対に褒めないのです。
褒め方が分からない
人を褒めないレディーの心理として、褒め方が分からないことが挙げられます。
嫉妬している訳でもなく、見下している訳でもない。ですが、相手の何を褒めれば良いのか。
どこを探せば良いのか分からない人は褒めることが出来ません。
人に気に入られたい、仲良くなりたいのは山々ではあるが、褒め言葉が見つからないのです。
つまりコミュニケーション能力が低いと言えるでしょう。相手の良い部分は見つかっても、どのような言葉をかけて良いのかが分からない。
このレディーは、誤解される前に、褒めたいのだけど、言葉に表せないと素直に伝えるのがベストです。
相手だって、具体的に詳細に褒めて欲しいわけではありません。たとえ、棒読みになってもかまいません。
「知らかったすごい」「センス良いですね」と褒めると、少なくても今までより、良い人間関係が構築出来るはずです。