デジャブが起こりやすい人の特徴をまとめました。
デジャブとは「デジャヴ」とも読み、今まで一度も見たことのない景色や、体験したはずのない状況を見たり、体験する現象です。
日本語では「既に見られたもの=既視感(きしかん)」という呼び名がありますが、現在ではフランス語よりデジャヴ、通称「デジャブ」という言葉の方が一般的に使用されます。
そしてそのデジャブを体験した人は、「確かにその状況とそっくりな経験したはずだ」という感覚になっています。
しかし、いつどこで経験したかをを全く思いだせないのです。
「見覚えがあるけど、どこで見たかは思い出せない」「そっくりなシチュエーションを経験した」「この感覚、前にも」と思うことがあれば、それはデジャブで間違いないのです。
今回はデジャブの「起きる理由」「起こりやすい人」「体験談」をお伝えします。デジャブが起きた人、身近で起きた人、必見のページです。
こちらになります
デジャブが起こる理由
脳の勘違い
デジャブが起こる理由として、脳の勘違いが挙げられます。
夢を壊すようですが、普通の一般人が見ているデジャブの9割は、予知ではなく、大抵脳の記憶違いです。
たとえば、レストランに入ってテーブルの色、形、店員の動き、置物など、様々なものを目にしています。
そして、レストランに入る前に美術館の絵を見て、「海が見えるレストラン」を記憶します。
この「海が見えるレストラン」の記憶は、あなたの脳裏に刻まれます。
たとえ美術館の絵を忘れていても、無意識に潜在意識には残っており、夢の中にも出てくることさえあります。
こうして「海が見えるレストラン」のイメージを脳裏に焼き付けた後、数週間または数ヶ月経った後に、どこかの海が見えるレストランに食事に行ったとします。
そのとき、美術館の絵と同じようにレストランから海が見える場所だった場合、前にもここに来たことがあると錯覚するのです。
実際はただ美術館の「海が見えるレストラン」の絵のイメージが頭に残っているだけなのです。
そしてその時には美術館のことなんてすっかり忘れていますので、あたかも「海が見えるレストラン」を以前行ったような感覚に陥るのです。
似たような経験をしたことがある
デジャブが起こる理由として、似たような経験があることが挙げられます。
単純な理由ですが、実は過去にもそっくりな経験をしたことがあるのです。
遠いむかしに似たような経験をしたのですが、当事者がそのことを忘れてしまっているのです。
そして、新たに似たような経験をした際に、デジャブだと勘違いしてしまったケースですね。
具体例としては初めて会った人なのに、以前どこかで会った気がするケースは、数年前にお客さんと店員さんとして、軽く挨拶を交わしたのです。
これも広い意味ではデジャブ体験になるかもしれません。
過去にそっくりな体験のデジャブ説は、全てのデジャプに当てはまるとは言い切れませんが、この説でのデジャブも多いはずですよ。
前世の記憶
デジャブが起こる理由として前世の記憶が挙げられます。
これはスピリチュアル的な話になりますが、デジャブが過去世や前世の記憶によって起こ場合もあります。
自分ではどう考えても体験した記憶がないのに、確かに見たことがある景色を目撃すれば、前世の記憶の説も否定は出来ません。
実際、海外などの絶対に行った事がない場所に見覚えがあるなど、どう考えても前世の記憶としか思えないデジャブの事例は、今まで世界各地で何人も体験しています。
しかしながら、前世の記憶を思い出すデジャブを体験する人は、基本的に極稀なのです。
それは前世の記憶と瓜二つの体験をしないと、その記憶が蘇らないからです。
予知能力
デジャブが起こる理由として予知能力が挙げられます。
よくデジャブを体験する人は、「予知夢(未来を見通す夢)」を頻繁に見ます。
予知夢とは、情報や知識がない状態で、第六感や超能力によって未来を予測した夢で、見た出来事が実際にその後に起こり、それを予知して知らせてくれる夢なのです。
通常の夢とは異なり、予知夢の場合にはかなり明確に鮮明な夢を見るのです。
ただし、夢は脳に刻まれた記憶を合成したものでしかなく、お昼には忘れてしまうので、予知夢かを知りたければ、起きた瞬間にメモをしておく事をオススメします。
メジャーなデジャブとしては、アメリカの奴隷解放令と出したリンカーン大統領が、自分の死を予言した予知夢を見ました。
そして、予知夢を見たとされるリンカーン大統領は2週間後に観劇中に銃殺されています。
予知夢には、人の生死や災害などの天変地異、災難などの不吉や不幸なことしか予言は出来ません。
理由としては、夢は元々不安に思っていることや後悔している記憶をランダムにつなぎ合わせたモノでしかないからです。
なので、予知夢は悪い出来事なら予言可能ですが、幸運は自分の力で引き寄せるしかないのです。
明け方の夢
デジャブが起こる理由として明け方の夢が挙げられます。
明け方に見た夢は正夢になりやすいですし、その夢を意識するほど現実になります。
もし、明け方に見た良い夢を現実化したいのなら、その夢をメモしたり、頭の中で何度も何度も思い出してみてください。
そうすれば、幸運のデジャヴが起こる可能性がありますよ。もちろんデジャヴは思い込みや勘違いが多いですが、強い思い込みは努力で現実化が可能なのです。
「こういうふうになれたらいいな、こうなったらいいな」と強く願って努力すると、思わぬ幸せが舞い降りてくるのです。
パラレルワールド
デジャブが起こる理由としてパラレルワールドが挙げられます。
パラレルワールドとは、我々の世界と並行して存在すると考えられている、たくさんの分岐した世界です。
よく間違われがちなのですが、いわゆる4次元空間や異世界・魔界の事ではないのです。
我々の世界と同じ次元に存在しているのですが、その時空間は私たちが暮らす世界とは微妙に異なっているのです。
パラレルワールドの体験話
例としては、恋人との待ち合わせ中が挙げられます。
あるメンズが恋人とデートの待ち合わせをしていたのですが、時間を過ぎても彼女は公園に来ないのです。
心配していると彼女からLINEの電話ががかかってきて、「今どこにいるの」と聞いてくるのです。
メンズが「待ち合わせしたベンチにいるよ」と、答えると彼女も「アタシも同じ場所にいるわよ」と怒られてしまいます。
スマホの向こうで彼女が不機嫌になるのがわかりました。彼氏が遅刻した言い訳をしていると思ったからです。
しかし、彼女こそ嘘を付いていると感じたメンズも納得がいかず、険悪な雰囲気になってしまったのです。
すると彼女が「噴水のベンチの前の犬を散歩している人の恰好を言ってみて」と質問してきました。
しかし、メンズは彼女が見た「青い服のおばさん」という人物の特徴をズバっと言い当てたのです。
何はともあれ、互いに嘘を付いていないと感じたカップルは、自分たちが見ている光景を写真に撮ってLINEで送信し合いました。
するとそこには「後ろ姿の青い服のおばさん」だけでなく、時計の時間や雲の形まで、そっくりの画像だったのです。
彼らは映画館やプールや自宅など、何度か場所を変えて何とか会おうしましたが結局その日は会えなかったのです。
そして、次の日になってやっと二人は学校で顔を合わせることができました。
一体彼氏と彼女、どちらがパラレルワールドに迷い込んだのでしょうか?
パラレルワールドのまとめ
上記の体験談のように、この世界ではある時空と並行して別の世界が存在するのです。
このパラレルワールドにいるもう一人の自分の記憶が、現行世界の自分に干渉する現象がデジャブと言えるでしょう。
しかし、現在の科学ではパラレルワールドは理論上あり得るとされてしても、その存在は公式発表されていません。
ですが、パラレルワールドが存在が理解出来れば、デジャブの謎も後少しと言えるでしょう。
デジャヴが起こりやすい人
13〜24歳くらいの青少年
デジャブが起こりやすい人の特徴として、13〜24歳くらいの若者が挙げられます。
13〜24歳くらいの人は思春期から体が成長している時期であり、感受性豊かの年頃と言えます。
精神的にも気分のムラが激しく、脳の勘違いや強い思い込みや先入観によるデジャブも起こりやすいのです。
人間の脳には未知の部分が多くありますのでデジャブ同様、脳の機能が関係しているのかも知れません。
ちなみに、デジャブを起こしやすかった人は、大人になって歳をとるほどに減少していく傾向にあります。
つまりデジャブは、感受性豊かな若者ほど起こりやすいのです。
また、年齢が低いほどデジャブ体感者が多いという訳ではなく、13歳~24歳の間が最もデジャブが起こりやすいのです。
そもそもデジャヴは、5〜6割の人が一生の内に体感し、そして年齢を重ねるにつれ、デジャヴを感じる頻度が減ってくるのです。
強いストレスを受けている人
デジャブが起こりやすい人の特徴として、強いストレスを受けている人が挙げられます。
デジャブを体験した人はその少し前に肉体的、精神的ストレスが強くかかった状況であり、脳が疲弊している状態では錯覚などの混乱症状が起こりやすいのです。
また、精神的なストレス及び、トラウマが原因で起きるデジャブについては、ある種の記憶の錯誤なのです。
これは過去に感じた体験に含まれる感情やフィーリングが、それと似たような状況で頻繁に蘇ってくるものです。
特に人間関係や、嫌われ恐怖症のような、漠然とした不安感としてデジャブが起こりやすいのです。
これらは、トラウマの過去に我慢していた負の感情が、何らかの強いショックにより、頻繁に意識に浮上しやすくなりデジャブが起きます。
それがどんな苦しい体験だったかは、すでに忘却しているのですが、そのフラッシュバックだけが蘇ってくるのです。
つまり、懐かしいというよりも、どちらかと言えば不安な気持ちになるのです。
旅行によく行く人
デジャブが起こりやすい人の特徴として、旅行によく行く人が挙げられます。
デジャブを起こす人は、デジャブを起こさない人に比べて圧倒的に旅行に行く頻度が高いのです。
旅行に行くと新しい経験や、地元の人々との出会いなど目新しい新鮮な情報を得られます。
そして脳は、慣れない土地に行くために、そして体感した事がない情報(ローカル電車やバス)に対処するために、過去や前世の記憶から使えそうな情報を脳が引き出そうとします。
このように旅行中、特に海外旅行ではいつもより脳フル回転になり、過去の経験や前世の記憶も蘇りやすく、デジャブが起こりやすくなります。
それと同様に多種多様な経験値がある人も、その分多くの情報を脳のインプットしていますし、それらの情報と新しい情報を複合させて機会も増えてきます。
そのため脳内で記憶の勘違いが生じ、デジャブが起こりやすくなっているのです。
スピリチュアルやオカルト的には、旅先の場所に前世で住んでいたというデジャブならではの理由もあります。
デジャブの体験
初めて旅行に行く土地なのに見覚えがある
デジャブ経験として、初めて旅行に行く土地なのに見覚えがあることが挙げられます。
海外など、どう考えても初めて訪れた場所なのに何故か見覚えがある感じ、このような不思議な感覚のデジャブを覚える人は比較的多いです。
よくあるメジャーなデジャブですが、人によっては長時間見覚えがある感覚が続く人もいます。
不思議な感覚ですが本人にはリアルな感覚として実感があるので、そのような時は前世の記憶がデジャブとなっているのです。
それだけ明確な実感としてデジャブは発生するのです。旅先で見覚えがある感じになったら、そのデジャブの記事を見かえて見て下さい。
誰かと会話している内容に覚えがある
デジャブ経験として、誰かと会話している内容に覚えがあることが挙げられます。
誰かと会話をしている時に、その会話の内容を話した覚えがある感じです。
会話を続けながらも、頭の中で「この会話の内容を何故か知っているぞ」「相手が次に何を言うか分かるぞ」という感覚です。
例えば、富士山に初めて登り、今山の五合目で話している会話なので、明らかに新しい会話なのですが、なぜか話した記憶があるのです。
妙な感かしさを覚える感覚ですが、この不思議な会話の感覚は、危険ではないので存分にデジャブを味わってみることをオススメします。
人が次にとる行動が分かる
デジャブ経験として、人が次にとる行動が分かることが挙げられます。
「あ、この人次に転ぶ」、「あ、この人次にこれを話す」など、その人が取る行動が何故か分かってしまうのです。
実際予想通りの言動をするので、それはデジャプと言えるのです。
しかし、この感覚は残念ながらほんの数秒の未来しか分からないのです。
映画のような遠い先の、大きな津波や地震を予知して危険を回避したり、競馬で大成功して大金を得ること等には使えません。
ですが、とても不思議で珍しい事には変わりないので、もしこのデジャブを体感したら、素直に楽しんでみましょう。
初対面なのに初めて会った感じがしない
デジャブ経験として、初めて会った人なのに初めて会った感じがしないことが挙げられます。
どう考えても初対面なのに、過去に会った気がする人は感受性が高くない大人でも意外と多いです。
もちろん、中にはデジャブではなく単に知り合いに似ている、本当にどこかで軽く挨拶を交わしたという場合もあります。
ですが、明らかに過去に出会ったことがない人、特に異性に対して親近感や愛情、そして以前から知っている感覚を覚える事もあります。
この感覚は会ってすぐに感じる人もいれば、数日一緒にいて、ある日急にデジャブを感じる人もいます。