まじ卍男子の特徴

まじ卍男子の特徴をまとめました。

マジ卍とは、最近、男子中高生や女子中高生の間で頻繁に使用される言葉です。

ある日、電車やバスの中で卍(マンジ)という言葉を中高生ぐらいの男子グループが「お前、マジ卍やな〜」と言っている場面があったのです。

あなたはその心理を完全に知っていますか?

実はマジ卍とは、 嬉しい時、悲しい時、恥ずかしい時などプラスアルファみたいなものなのです

そもそもマジ卍(マンジ)の意味とは、超カワイイ・超美味しい・超テンションが上がってるといった、ポジティブでプラスな感情表現に付随して組み込む言葉です。

特別な意味はないのですが、語尾には「マジ卍」と表現されています。

今回は男子中高生のマジ卍の使い方についてご紹介しますので、息子さんや弟さんがいるあなた、必見のページです。

ヤンキー系男子

まじ卍男子の特徴として、ヤンキー系男子が挙げられます。

不良ぶってる男子中高生の「強そうな感じ」の代名詞的存在と言えるでしょう。

卍を最初に使っていたのは中高生ヤンキー男子や暴走族だったのです。

その時は「〇〇高校のアイツ強そう、喧嘩上等、タイマン張ってやる」の意味でまじ卍が使用されていました。

現代のまじ卍の使用例としては、

強そうな感じの人を例える意味として「すげー鬼塚先輩、まじ卍じゃね?」という使い方や言い回しをします。

自分が嫌いで、すましてる相手を例える意味として「調子に乗りやがって、あいつ、まじ卍じゃね?」という使い方や言い回しをします。

自分は強い・出来るんだぞ、という意味として「おれ卍だから勝てるっしょ」という使い方や言い回しをします。

男子中高生にとってまじ卍という表現は、不良ぶって自分を強く見せたいというのが一般的のようですね。

ちなみにその他のヤンキー用語の一例は以下の通りです。

・ポリ→気に食わない警察官

・センコー→学校の生活指導の先生

・夜露死苦→「よろしく」をヤンキー流に表記したもの。

ブリーチ系男子

まじ卍男子の特徴として、ブリーチ系男子が挙げられます。

ブリーチとは、テレビアニメ「BLEACH」(2001~2016)のことで、久保帯人さんによる日本の漫画の作品です。

家族を守るために悪霊を退治する死神になってしまった高校生・黒崎一護とその仲間達の活躍を描くストーリーです。

悪霊を退治するために刀が変化する「卍解」という奥義から、当時の男子中高生の間で、「マジ卍解」「俺、卍解出来るから、よろしく」という言葉が流行りました。

それから数年かけて「俺、卍できるから。よろしく」というように変化していったのです。

バトルアニメが好きな男の子と言えますが、もちろん、大した意味なんてものはありません。

怒りと哀しみ系男子

まじ卍男子の特徴として、怒りと哀しみ系男子が挙げられます。

思春期に苦悩する男子中高生の「憂鬱」と言えるでしょう。

怒りと哀しみのマジ卍の例としては、

男の子:「彼女に振られた卍、マジ卍。くそー、クリぼっち(クリスマスに一人ぼっちで過ごす)だ、ちくしょー卍」

男の子:「先週、バイクで事故って足を骨折した上に靭帯を痛めてマジ卍。包帯グルグル巻きで模試受けるしかないマジ卍、センター試験に間に合うかなーマジ卍(泣)」

男の子:「最新機種のiPhoneプールで水没して壊れた、マジ卍(泣)」

男の子:「隣のクラスの元カノが最近あいつ付き合い始めてマジ卍。しかもそいつは俺の前の席で、みんなから冷やかしや嘲笑の声が飛びまくってマジ卍」

男の子:「今年初めて、熱中症になってマジ卍(泣)。その後1週間も家から一歩も出れなくて夏の甲子園に向けた大事な合宿に参加できなかった(泣)マジ卍」

男の子:「生活指導のゴリ山(郡山先生)の名前を呼び捨てで呼んだら、まさかの後ろにそいつがいてマジ卍、そしてガチ睨まれて一時間トイレ清掃やらされてマジ卍」

上記からするとショッキングなことがあったけど、誰かに慰めてもらいたいという意味が伺えますね。

嬉しい系男子

まじ卍男子の特徴として、嬉しい系男子が挙げられます。

感情表現に素直な男子中高生の「青春の高揚」と言えるでしょう。

嬉しい系男子の例としては、

男の子:「甲子園の常連校、大阪桐蔭のスポーツ推薦もらえてマジ卍~」

男の子:「中間テストの勉強するの超ダルくてマジ卍~」

男の子:「期末試験の勉強の睡魔と毎日戦うの疲れてマジ卍~」

男の子:「勉強のお供に毎日ハーゲンダッツを食べてたら体重3キロも太ってマジ卍や~」

男の子:「マジ卍ってスマホで打ちすぎて、「マ」って入力したらマジ卍が出るようになっちゃってマジ卍やねん」

男の子:「クラスで一番可愛い幼馴染の委員長(女子)と一緒に下校する機会が多くてマジ卍、本当の気持ちに気づいて告白したくて末期でマジ卍~」

青春の1ページとはまさにこのこと。

弟や息子を持つ大人としては微笑ましいですね。

プラスな事もマイナスな事もヤバイ系男子

まじ卍男子の特徴として、プラスな事もマイナスな事もヤバイ系が挙げられます。

まじ卍男子は、プラスの時もマイナスの時も「ヤバイまじ卍」と言っているのです。

例えば、「この牛丼、まじヤバイ卍」と聞くと、平成6年以前の生まれの人は、美味しくない、お米がパサパサ、汁が多すぎる、といったような料理にたいしてマイナスな印象を抱きます。

ところが、平成6年以降に生まれた若者世代は、この「ヤバイまじ卍」を主にプラスの言葉として使用します。

「この牛丼、まじ卍」というケースであれば、その牛丼が「すごくデリシャス」という心理になるのです。

しかしながら、「ヤバイ、まじ卍」の意味が完全にプラスなのかというと、それは違います。

「先輩に怒られるかもしれない、ヤバイまじ卍」、「タバコがバレた、生活指導のゴリ山(郡山先生)からコンパスパンチだ」、「期末テスト赤点でピンチだ、ヤバイまじ卍」のような、軽いピンチのシチュエーションでも、これまで通り「ヤバイまじ卍」は使用されます。

つまり、「ヤバイまじ卍」とはポジティブにもネガティブにも、シチュエーションに応じて臨機応変に使用できる、男子中高生にとって魔法のセリフなのです。

卍とヤバイの融合技

最後に、まじ卍男子の特徴として、卍とヤバイの融合技として以下の例が挙げられます。

・「しまった、今日起きたら16時だった、バイト遅刻だヤバイ、店長に怒られるマジ卍ー」

・「バイト先の女の子に告白したらセクハラ扱いされてヤバイ、マジ卍ー」

・「でも給料日だ~ヤバイマジ卍ー」

以上で、何かにつけてマジ卍を多用する息子さんや弟さんが、なぜマジ卍を使っているかご理解いただけましたね?

何事もポジディブな表現に変えるマジ卍を、人間関係を円滑するために有効活用してみてはいかがででょうか。