後ろに立たれるのが嫌な人の心理や性格を解説します。
人は、前にいるか後ろにいるかで心理状態が大きく異なってきます。
後ろに立たれるのが人よりも怖いということは、数多くの精神状況を表している証拠なのです。
例えば、視野が狭い・警戒心が強い・圧迫感を感じやすい等が、背後恐怖症の人の心理に当てはまります。
このページでは、後ろに立たれるのが怖い男性と女性の特徴を全て挙げていますので、「この人後ろに立つと何かおかしい」と思ったら、当てはまる心理や特徴がないかチェックしてみてください。
パーソナルスペースが広い
後ろに立たれるのが嫌な人の心理として、パーソナルスペースが広いことが挙げられます。
そのような人は背後に立たれるのが嫌い。怖いとかではなく、「なんか無性に嫌だ・イライラしてくる」等の感情が湧いてきます。
例えば、携帯ゲームなどをしていても、後ろから覗かれるのが嫌なのです。漫画を呼んでいる時なんかも後ろから見られるのも嫌です。
デスクワーク中に後ろで立ち話をされると、無性にイライラします。後ろから見られてもイライラします。
仲の良い知人友人でもダメなモノはダメなのです。
背中は本来無防備な姿なので、何かに夢中になっている時や集中している時に背後に居られたら気が気ではありません。
野生の勘みたいなもので、本能的に警戒心が強いのでしょう。
そもそも肉食動物は獲物を追いかけるため、前方に目がありますが左右後方は全くの死角なのです。
パーソナルエリアが広い人は、後ろだけでなく、そもそも対人スペースが広いのです。
警戒心が強い
後ろに立たれるのが嫌な人の心理として、警戒心が強いことが挙げられます。
警戒心が強い人は自分の後ろに人がいるのが嫌です。
また、自分が作業している時ずっと見られるのが嫌です。その人が見ているのは自分ではなく作業している姿だと分かっていてもですね。
パーソナルスペースと言いますが、この距離は通常後ろよりも前の距離を長くとります。
しかし、後ろは見えないので、逆に背後に神経が向いてしまうタイプの人がいるのです。
戦国時代の宮本武蔵などはそんな感じでした。目は前を向いていますが神経は後ろ、両脇を見ている。さすがに宮本武蔵は「うしろに回っちゃあ嫌だ」とは言いません。
黙って後ろにいる人に神経を回して警戒しているのです。
作業を止めて背後に集中してしまいます。そうすると後ろにいる人も殺気に気付くでしょう。余程鈍感な人でなければですね。
圧迫感を感じやすい
後ろに立たれるのが嫌な人の心理として、圧迫感を感じやすいことが挙げられます。
圧迫感を感じやすい人は作業しているのを見られるのは嫌なタイプです。
その人は見られてると感じると、すごく緊張しやすいので、手が声が震えてしまうのです。
背後恐怖症という可能性もあります。
自分の背後に人がいると、心臓がばくばくして、背中がもやっとする感じがして、ひどいときは具合が悪くなってしまうのです。
バスの中で自分しか乗客がいなかった時に、途中で乗車してきた人が真後ろの席に座ったりすると本当に怖くて怖くてしょうがなくなるのです。
友達や家族が後ろの席などに座るだけなら別に大丈夫です。
ですが、突然後ろから「どわっ」と驚かせてきたり、背中をツンツン叩かれたり無言で背後に突っ立たれると気が気じゃないのです。
こんなことを親に相談するにもバカらしくて信じてもらえない気がして、誰にも打ち明けられないのです。
年齢が上がる度にひどくなり、非常に苦しい思いをしていることでしょう。
背後の人を感知する超能力があるわけではありませんが、見えない部分は特に敏感になってしまうのです。
ましてや、後ろに立たれると挙動不審になってしまいます。
恐怖症には、狭所恐怖症・暗所恐怖症・高所恐怖症・先端恐怖症などがありますが、背後恐怖症という正式な病名はないのでそこが辛いところですよね。
年齢が上がる度にひどくなっているのなら、日常生活に支障が出てるので、精神科を受診してみましょう。
トラウマがある
後ろに立たれるのが嫌な人の心理として、トラウマがあることが挙げられます。
後ろでないと落ち着つかない人は、心を強くしたいと願っていますが、誰かに後ろから見られるのが苦手です。
教室では一番後ろの席じゃないと落ち着きません。バスでも一番後ろの席じゃないと落ち着かないのです。
家族や気心知れた友人が自分の後ろならまだ落ち着けるのですが、全く知らない人、特に不潔な人が後ろにいると怖くなります。
「ひょっとしたら後ろから何かされるのではないか」「マジマジと凝視されているのではないか」と思うと冷や汗が酷くなるのです。
呼吸も止まって息苦しくなり、体も過度な緊張によってカチンカチンのような蛇に睨まれたカエルになってしまいます。
最も当の本人としては、もっと心を強くドッシリとしたいですよね。
そのような人は、何か原因となる事象がある人と言えるでしょう。明らかに普通の状態ではないからです。
辛いでしょうが、背面恐怖症になるようなトラウマを思い出せば改善への第一歩となります。
例えば、
・昔誰かに川や海に突き落された。
・野球やサッカーで後ろからボールを当てられた。
など、思い当たるトラウマはありませんか?
原因が分からないトラウマは、怖いという感覚が体に染み付いているまま自然に治ることは難しいです。
日常生活に支障が出ているなら相性が良い病院を早急に見つけましょう。
気持ち悪くなってしまう
後ろに立たれるのが嫌な人の心理として、気持ち悪くなってしまうことが挙げられます。
このタイプの人は、電車・バス・会社でも、人が後ろに立つと恐怖を感じ吐き気がします。
当然、美容師さんが後ろでガサゴソやってるのもビクビクしてしまいますし、病院の先生に背中に聴診器を当てられるのも苦痛です。
バスや電車は基本避けて、車や自転車で移動はできますが、問題は美容室と病院です。
病院はすぐに終わる事が多いので我慢できますが、美容室は時間がかかり過ぎて本当に倒れたりしてしまうのです。
美容師さんとお話をするのは、問題ないのですが、背後に立たれると一気に気持ちが悪くなります。
メンズ・レディーどちらでも同じなのです。
このままだと、仕事はもちろん家族や恋人、そして、吐きそうな表情を見たお医者さんや美容師さんに誤解を与えてしまいます。
そのような時は「私は他人に背後に立たれるのが怖い、背後恐怖症なのです、誤解させたらごめんなさい」と事前に説明してください。
後ろに立たれるのが嫌な男性特有の心理
後ろに立たれるのが嫌な男性の心理として、ただイライラすることが挙げられます。
このタイプの人は、歩きながら度々振り向いたりと少し度が過ぎています。
エレベーターに乗るときは必ず壁を背に立ちますし、バス停に並んでいたときは、後ろに人がいることが我慢できなくなり、列から出ることもあります。
また、自宅リビングでは後ろにいないで欲しくて家族と口論になることもあります。
ただ漠然とイライラするので、理由を聞かれても何も言えないのです。
人が後ろにいることに対しての恐怖もありませんし、幽霊の類いが怖いわけでもありません。背後に立たれることが、ただイライラするのです。
何かに対して嫌がる、あるいは怖がる、これは必ずしも病的なものではありません。
例えば、幽霊が嫌い(怖い)というのは理屈ではわかっていても、怖いものは怖いという感情の問題です。
ただ、それが度が過ぎてしまうと、一種の背面恐怖症となるのです。
嫌だと思うことは罪でも悪いことでもありません。大なり小なり誰でもあることですよ。
ただこのままだと、大切な人たちを傷つけてしまうので早めに精神内科に受診してくださいね。
後ろに立たれるのが嫌な女性特有の心理
後ろに立たれるのが嫌な女性の心理として、男性に背後から襲われたことが挙げられます。
襲われたこと経験がある女性は、男性に背後に立たれるが極端に嫌になります。
もちろんきちんと話せば、旦那・彼氏さんは理解してくれるでしょうが、時々冗談で後ろからお尻を叩かれると嫌悪感が出て益々メンズを嫌いになるのです。
嫌になってしまった元々の理由は、ストーカーに合ったり、夜道に後ろから知らない男性に無理やり襲われたり、日頃から電車内で痴漢にあったことが原因です。
すると自分の背後から襲われるという恐怖に、常に怯える性格、つまり男性恐怖症ですね。
日常生活では、買い物でレジに並ぶと当然後ろに人が立つことになりますが、これも嫌でたまりません。
逆に子供や女性は大丈夫です。
この場合、ちゃんと病院に行ったりなどの努力している姿を見れば、夫・彼氏も協力するでしょう。
ですが「嫌、触らないで」を繰り返すと「生理的に受け付けないのかな?」と誤解されます。
いくら事前に旦那・彼氏にそのことを言ってあるにせよ限界がくるでしょう。
その状態がご自分でも良くないと思っているなら、専門家の力を借りてください。
人それぞれ改善の道は異なりますが、今とは違う展開が見えるはずです。
どうしても改善しない場合は、旦那・彼氏を普通の女性と幸せにしてあげることも検討しましょう。